看護学生の皆さん!こんなアルバイトは!
こんにちは!医療カイゼン委員会です。
看護学校の生活には慣れましたか?
もうすぐ夏休みがやってきます。
旅行?
サークル?
セミナー?
それともインターンシップ?
こんな夏休みこそアルバイトもおススメ!です。
一般的なことを言えば、社会勉強とか人生経験とか言えます。でも、それよりなにより、とにかく今は人手不足の状態、いわゆる売り手市場です。(医療業界ももちろんだけど)
だから学生のあいだにいろいろな仕事を体験できるアルバイトはチャンス!せっかく看護師になったあとは、資格を活かして医療福祉分野で仕事をしないとモッタイないですからね。
医療カイゼン委員会のメンバーも学生時代はいろいろアルバイトしました。ドクターは家庭教師がダントツ人気だったみたい。やっぱり時給が高いからですって。ほかのメンバーもロッテリアとか、コンサートスタッフとか、レンタルビデオ店とか、いろいろ。
わたしは、ちょうどブラインドタッチ(タッチタイピング)を勉強したところだったので、データ入力のアルバイトをしました。ショールームのお客様へのアンケート用紙をどんどん入力。そのおかげもあってキーボード入力がドンドン速くなっていったのを思い出します。華やかなショールームで働く社員さん人間関係なんかも垣間見えたりしました。
今学生に戻ったならどんなアルバイトをしたいかな、と医療カイゼン委員会のメンバーで考えてみました。
大まかに3つ。
1.“仕組み”のある企業
ユニクロ、無印、セブンイレブン、あるいはガストなどチェーン展開している飲食店など。
理由は、“仕組み”、“標準化”している職場を実感できるから。誰がやってもちゃんとできるようにいろいろ工夫している様子をみることができるし、だからといって個性がないわけではなくて、その中でも仕事のデキる人は一段と目立ってるところを見ることができます。ユニクロに行くといつも感心するんですが、レジの後ろで全体を見渡して陣頭指揮しているスタッフさん。あれだけ忙しい中で目配りできて、他のスタッフさんたちをフォローできる姿って素敵です。全体を俯瞰して仕事を進めるスキルって、病棟のリーダー業務にもぜったい活きるって思います。
それから医療現場でも標準化ってとても重要。多くの病院は、固定チームナーシングや最近ではPNS:パートナーシップナーシングシステムの看護方式を導入しています。それに今は、多職種とチームで医療を提供していく時代。標準化の仕組みを学ぶことはナースとしてとっても重要です。
病院にもマニュアルっていろいろありますが、置いてあるだけのマニュアルが大部分じゃないかな。実際に機能するマニュアルはとても大切。シンプルさが大好きな無印良品。無印良品にはMUJIGRAMという2000ページにわたるマニュアルがあるそうです。
『無印良品は仕組みが9割』
無印良品は、仕組みが9割 仕事はシンプルにやりなさい (ノンフィクション単行本)
- 作者: 松井忠三
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2013/07/10
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (15件) を見る
引用です。
“マニュアルという言葉にネガティブなイメージがあります。マニュアルを使うと、決められたこと以外の仕事をできなくなる、受け身の人間を生み出す、とよく指摘されています。無味乾燥なロボットを動かすような、画一的なイメージがあるようです。しかし、そういう人をつくるのが無印良品の目的ではありません”
“目的は「業務を標準化する」ことです”
“マニュアルをつくったところが「仕事の始まり」”
”マニュアルをつくれば、自分の仕事を俯瞰できるので、問題点や課題を見つけられます。自分で問題点を発見し、それを改善し、実行する。自分のPDCAサイクルが回るようになれば、確実に生産性は向上します”
このような職場で、“仕組み”の大切さを体験しつつ、インテリアやコーディネートのセンスが身につけば、一石二鳥。
2.“所作”を美しくする(しないといけない)仕事
一流ホテル(ベルスタッフやラウンジスタッフ、ホテル内のレストランのホールスタッフや宴会場など)、ブライダルあるいは、高級料亭とか。
仕事がら立ち居振る舞い、マナーを身につけることになります。サービス業は、お客様への接遇が命!!どんな状況でも、笑顔で親切丁寧に対応できるスタッフが居るお店。お客様のニーズに早く気づけるセンサーを磨いて、いち早く対応できるようなお店って評判が良く流行りますよね。ナースも同じです。患者さんへの目配り、気配りができることがとても大切です。正しく綺麗な言葉遣いで笑顔の素敵なスタッフを見つけてみてください。きっとナースとして学ぶことがたくさんあると思います。
ガサツで言葉遣いの荒いナースと、
細やかで丁寧な言葉遣いのナース。
どちらになりたいですか?
もちろん、接遇面だけでなくテーブルマナー、料理の盛り付け、あるいはお客様の人間観察も含めていろいろ学びがあるはず。もし日本料理レストランなど着物を着るような職場であれば、仕事をしながら自然に着付けや所作が身につきます。バイト代貰って一生もののスキルを教えて貰えるなんてこれまた一石二鳥いや三鳥。女子力アップ間違いなし!です。
3.“営業”を学ぶ仕事
自営の喫茶店や飲食店など。
看護師はほぼ100%卒後病院に勤め、あるいは辞めた後にも基本的には給与所得者になる。皆さんは就職したらモノを売るような業務にはまず関わることはありません。自営や家族経営のお店に入って内側から見てみるといろんなことが分かります。モノやサービスを売るということの大変さ。営業力の重要性、接客を通して人との間合いの取り方や世間話の仕方。どのようにして自営業というのが成り立っているのか。それに自営業の方たちが持つ商売感覚。こうしたことを体感できるって病院に勤務したら二度とチャンスはありません。もしかしたら美味しいコーヒーの淹れ方や隠れレシピだって覚えられるかもしれません!これまた女子力さらに大幅アップ!
もしもう一度学生時代に戻れるなら、この3つのアルバイトをしたーい!
すべての経験は自己投資になります。同時に、アルバイトのもう一つのメリットがあります。それは、仕事が合わなかったらいつでも辞められること。辞めたって、履歴書に傷は残らないから。
リスクフリー、って言葉の響きなんだかカッコいいですね。
もう長期休暇は取れないけれど、こんなことを考えてみました。